K10Dの手ぶれ補正効果
K10Dの目玉機能のひとつ、ボディ内手ぶれ補正機能。
装着しているレンズの種類に関係なく、手ぶれ補正が効くのが大きな特長です。
guitarbirdさんの記事でも書いておられましたが、三脚を使う場合や流し撮りをする場合等を除き、ほぼ常時ONで使うのが良いようです。
説明書では、「三脚を使用する場合は、必ずOFFにしてください」と書かれていますが、その理由については、「ONにするとCCDが可動状態になるので、三脚を使用してボディが固定されている場合はかえって不安定になる」のではないか、と私なりに解釈しています。
で、
本当に効果があるのか?という素朴なギモン。
常時ONになっていると、その効果のほどがイマイチよく判りません。
で、実験してみました。
実験方法は、手持ちと一脚(雲台フリー)でそれぞれ手ぶれ補正ON、OFFで5カットずつ撮影し、その歩留まりを見てみることにします。
本当は10カットずつくらいで見るべきなんでしょうが、40枚も見比べるほど気合も入っていませんので…(^^;
なお、5カットのうち、最もブレたカットと、最も鮮明に撮れたカットを掲載します。全てのカットは中央部55%にトリミングしています。
まずは、三脚を据えて撮った見本写真です。この写りが基準になります。
被写体は、缶コーヒーか何かに付いていた
コマドリのフィギュアです。
あ、本物のコマドリには、まだ会ったことがありません…。
【撮影条件】
レンズ:TAMRON A-17(18-200mm) 望遠側MAX
ホワイトバランス:3500K(ケルビン)調整
ISO:1600 1/30秒 F7.1
※暗い室内での撮影のため、ISOを上限まで上げていますので、多少画像が荒れています。
【実験その1:手持ち 手ぶれ補正OFF】
ブレたカット
鮮明なカット
【実験その2:手持ち 手ぶれ補正ON】
ブレたカット
鮮明なカット
【実験その3:一脚(雲台フリー) 手ぶれ補正OFF】
ブレたカット
鮮明なカット
【実験その4:一脚(雲台フリー) 手ぶれ補正ON】
ブレたカット
鮮明なカット
○:そのまま使える
△:多少ブレているが、Web用など用途によっては使える
×:使えない
以上のような結果でした。
実験①の「○:1枚」はちょっと甘めかも…(((^^;
やはり、
手ぶれ補正機能を使えば歩留まりが上がる、ということが判りました。
まあ、当たり前なんですが、「実感できた」ということで…。
いやぁ、技術の進歩ってすごいなぁ、と改めて思いました。
ところで、ここまで記事を書いていて、ちょっと違和感があるんです。
その正体は、これ。
最初の見本写真を拡大したものです。
後ピン?Σ(- -;
上に掲載した「鮮明なカット」も、ちょっとずつ後ピンのような気がします。MFで合わせたんですが、視度調整が合っていないのか、ファインダースクリーンのクセなのか…?
明るいところで、マクロレンズを使って確認した方がいいかもしれませんね。
あなたにおススメの記事
関連記事