ついに
guitarbirdさんも購入された
ペンタックス K10D。
お仲間ができて私はとても喜んでおります。
手に入れたご本人よりも…ってことはないと思いますが(^^;
私も
自分の誕生日に購入して以来1ヶ月以上経過しましたので、まあ「○と×」というのは大袈裟ですが、自分なりに気に入っているところ、ちょっと物足りないところを書いてみたいと思います。
なお、全て私の主観に基づくものですので、
あくまで個人的な意見ということでご理解ください(_ _)
【ここが○ ~気に入っているところ~ 】
1.デザイン
これはもう、99%満足しています。カタマリ感のある、非常にカメラらしい、いいデザインだと思います。
ボディ各部に貼られたラバーの感触もよく、プラボディではありますが、安っぽい感じはありません。
昔の金属胴鏡レンズもよく似合います。防塵・防滴仕様になっていることもあり、ダイヤルや各開口部分の感触もしっかりしています。
大きさ・重さも、これまでのペンタックス製デジイチに比べると「大きい・重い」という意見もありますが、私は非常に気に入っています。
じゃあ何で100%満足じゃないかって?
「K10」のロゴがプリントで安っぽいし、狭いところにムリヤリ入れた感じが…もうちょっと何とかしてほしかったかな、と。
2.充実したカスタム機能
各種ファンクション項目が充実していて、自分の使いやすいようにアレンジできます。
色々あるんですが、細かく書きだすとキリがないのでそのうちの一つ、デジカメ特有の非常に重要な要素である、ホワイトバランス。
特にいろんな照明が混じっている室内では、オートではなかなか思うような色にならないことも多いのですが、
単に「太陽光」「曇天」「蛍光灯」などのシーンを選ぶだけでなく、上の写真右側のチャート部分で、マゼンタ・グリーン・アンバー・ブルーの色合いを微調整できます。
この調整は、実際にその場で撮った画面を見ながらできるので、かなり見た目に近い色合いに持っていくことができます。
私の場合は、自宅での室内撮影用に、3500K(ケルビン)という色温度のモードを微調整して、さらにそれを撮影モードダイヤルの「USER」に登録しています。
こうしておけば、自宅での室内撮影時にはダイヤルを「USER」に合わせるだけで、常に自然な色合いで撮影することができます。ただ、現在のところ「USER」に登録できる撮影条件は一つだけなので、3つぐらい登録して呼び出せるようになればもっと便利です。
ファームウェアのアップデートで対応してくれないかなぁ…。
他にも、前後のダイヤルに割り当てる機能を変更したり、露出補正のステップを変更したり…と、「自分が直感的に操作できるカメラ」により近づけることができます。
最近のデジイチを使い込んでいる人にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、こうしたことが結構簡単にできる、というところに、「よく考えて造ってあるなぁ」と感心させられます。
【ここが× ~ちょっと物足りないところ~ 】
いいことばっかり書いてもなんですから、一応…。
1.AFの切替え操作がしにくい
AFにはシングル・モードとコンティニュアス・モードの2つがあり、MFを含めると3つのモードがあることになります。
AFが迷うときにはすかさずMFに切替えたいのですが、その切替えレバーが、これ。
これがどうにも操作しにくい!いまだに指がまごついてしまいます。スライド式ならやりやすかったと思うのですが。
でも、これはきっと「防塵・防滴」のためではないかと思うのです。この形状ならOリングをかませれば防滴仕様にできますし、実際動かしてみるとそんな感触です。
慣れるしかないかなぁ…。
2.ファインダー
こう書くと、意外に思われるかもしれません。雑誌などのレビュー記事では、ファインダーの良さがK10Dのウリの一つとされています。
確かに、悪くはないと思います。でも、OM-1やコンタRXなどのMF一眼レフを基準に考えてしまうので、「決して悪くはないけど…ものすごく良くもない」というのが正直なところです。
特に、MFでピントを合わしていると、ピントリングを動かしているのにどう見ても合っているように見える、わずかな「幅」があるのが分かります。でも、実際にピントが合っているのは一点だけなので、その「幅」の中でピントを外す可能性があります。
オプションで、ファインダーの倍率を上げる「拡大アイカップ」があるので、それを着けてみようかと思っています。
その他、AFのスピードや画質については、AFデジイチ自体が初めてなので、コメントは控えさせて頂きます。
少し物足りないところもありますが、総じて非常に気に入っています(^^)v
コンタRXから乗り換えて、「持つ喜び」「いじる楽しさ」があるかなぁ、と心配でしたが、これなら大丈夫かな、と。
まだ、これといった写真がありませんが、作例を少し。
1.
ホワイトバランス:オート 28mm ISO400 1/30秒 F4.5
K10Dファースト・カット。誕生日ケーキです。まだ使いかたを全然解っていなかったので、カメラ任せで撮りましたが、なかなか雰囲気良く写っています。
2.
ホワイトバランス:オート 50mm ISO500 1/20秒 F2.8
手ぶれ補正がよく効いています。拡大しても、ブレは見られませんでした。
ホワイトバランスはカメラ任せですが、夕暮れの空と蛍光灯の光のバランスがいい感じです。
3.
ホワイトバランス:色温度(3500K調整)
50mm ISO400 1/15秒 F2.8
室内用に調整したホワイトバランスで撮りました。着物の赤もドギツクなったりせず、自然な雰囲気で写っています。
4.
ホワイトバランス:色温度(3500K調整)
18mm ISO1250 1/50秒 F3.5
新聞紙のボールでキャッチボールをする息子を撮りました。ISO感度を上げてシャッタースピードを上げたかったのですが上げきれず、ちょっとブレ過ぎですねf(^^;
これも、室内用に調整したホワイトバランスで撮っています。撮影モードダイヤルを「USER」に合わせるだけで、いつでもこのように自然な色合いで撮影できます。
テーブルの上がゴミゴミしてるのは、み、見ないでください…f(^^;;
…ということで、がんがん使い込んでいきたいと思います!
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